八幡小学校のホームページにようこそ!

電話でのお問い合わせはTEL.026-272-1209

〒387-0023 長野県千曲市大字八幡3111

 千曲市立八幡小学校

校長室から

 「校長室から」のページです。校長から学校のこと、子どもたちのこと、先生のことなどを発信していきます
 3月26日 今年の安全教育
 今年度に八幡小学校で取り組んだ「自ら考え、命を守る行動ができる力を育てる防災・防犯教育」について、教育実践としてまとめました。それを長野教弘さんに応募したところ、ご評価いただくことができました。決まったことをまちがえずにやる訓練を見直し、子どもや先生が考える場面をつくり、想定外の事態に対応できる力をつけていこうとした実践です。
自ら考え、命を守る行動ができる力を育てる防災・防犯教育
 2月25日 教職員非違行為防止研修について
今年度下半期に取り組んできた非違行為防止研修のようすです。研修を継続し、その時々で意見交換をしてきました。今までも、これからも非違行為をしない八幡小学校教職員として、努めてまいります。
八幡小学校 教職員 非違行為防止研修 その2
 2月10日 八幡っ子小委員会
 八幡っ子小委員会は、地域の方に学校を見ていただいて、評価していただいたり、学校についての情報交換をしたり、学校支援について考えたりする会です。
まず5時間目の授業を参観していただきました。子どもたちの学習の様子を興味深く見てくださいました。1年生は先生の読み聞かせを聞く子どもたち。2年生は参観日の発表の練習です。

3年生の体育、タグラグビーは上から参観。4年生は参観日の発表に向けて資料づくりでした。

5年生は、国語で複合語。難しい言葉がいっぱいで驚かれていました。6年竹組は社会の税金の学習です。

6年松組は家庭科でミシンを使ってトートバッグをつくる授業でした。ミシンを使うときに支援ボランティアさんがいていただけると、ありがたいというお話をさせていただきました。また、先生が使っていた「書画カメラ」とプロジェクターをご覧になり、感心しきりです。

参観の後は、校長室で、今年の学校のようす、学校支援のようす、これからの学校へ望むことなどを話し合っていただきました。たくさんのご意見をいただき、ありがたく思います。また、千曲市教育委員会のコミュニティースクール担当の先生にもご参加いただき、ご助言もいただくことができました。より活性化し、子どもたちにも地域の方にも笑顔になってもらえる「八幡っ子委員会」にしていきたいと思いました。

 2月3日 節分追儺祭
 武水分神社の節分追儺祭にお招きいただきました。控室で裃をはおって、神社に入りました。ここでは、神事が行われ、玉串のお供えもさせていただきました。神社に集まった方々は、今か今かと豆まきを待っていらっしゃいます。1時半からやっと、豆まきになりました。私は本殿から豆をまきましたが、他にも2か所で豆まきが行われました。みなさんに福をお届けできたのなら、うれしく思います。
 1月20日 集団登校てこ入れ
 八幡小学校では、集団登校をしています。班長・副班長が決まっていて、列になって歩いてくるのですが、つながりの松のあたりでは、班がばらばらになってしまっていました。本当は、階段の前まで集団で来ることになっていたとのことですが、できていません。また、「あいさつ」についても課題が。無言で集まって無言で出発なんていう班もあるようです。

 そこで、集団登校の基本に戻り、1週間重点的に指導をしました。
14日(月)には、班長・副班長会を開き、
・千曲市では交通事故が少なからず起こっており、昨年度は7名が亡くなっていること。
・八幡小学校では、登校班の班長・副班長の努力、みんなの力により、これまで交通事故が発生していないこと
・登校班で昇降口まで来るというきまりが守られていないこと。
などを交通安全係の先生が指導しました。そして、
〇出発するときは班長の合図でみんなで「おはようございます。」のあいさつをすること。
〇昇降口前まで来たら、丸くなって今日の反省をし、「ありがとうございました。」と言って、解散すること。
に取り組むことを伝えました。
お昼の放送や、全校運動の後、係の先生から全校の子どもたちにも伝えました。

1月15日の朝、いつもよりきちんと列になって歩いてくる子どもたちの姿が。

そして、丸くなって解散の会をしています。15日、16日、17日と、昇降口で先生が待っていて、あいさつができたか、みんな揃って列になって安全に歩けたか、などを班長に聞き取りをしました。


まだまだ、あいさつの声は小さいですが、まとまって昇降口まで歩いてくることは劇的によくなりました。毎日のことですが、毎日このようにできるように支援していきたいと思います。
 1月16日 非違行為防止研修
 1月7日に非違行為防止研修を行いました。職員の非違行為を出さないために、年間通して継続的に研修を実施していますが、今回は飲酒運転と交通事故についてです。千曲警察署の警察官に来ていただき、教えていただきました。
飲酒運転について
・飲酒運転がいけないことという意識は浸透してきているが、飲酒運転が0にはなっていない。
・飲酒運転の死亡事故は他の理由の8.7倍である。
・アルコールはちょっとの心理を増長する。理性的判断ができなくなり、自分に都合のよい解釈をする。
・本人は酔いがさめたと思っていても、アルコールは残っている。早朝の飲酒運転になる。
・飲酒運転は故意の犯罪である。飲酒と運転は切り離すことが大切。
などです。
飲酒した時の見え方を体験できるゴーグルも貸していただきました。まっすぐ歩こうと思っても、歩けません。


交通事故については、
・運転中の携帯電話、画像注視の違反が厳しくなった。18000円の罰金。
・急いでいる通勤時、集中力の途切れがちな帰宅時は特に事故に注意。
・横断歩道には特に注意してほしい。
・死亡事故は幹線道路の横断での発生が多い。
・軽い事故、違反をなくしていくことで大きな事故は減っていく。
この研修には第三者の代表としてPTA会長さんにも参加していただきました。
飲酒運転も交通事故も交通違反も、自分のすぐ隣にあるものだという自覚を持ち、教育公務員として非違行為を出さないように努めていきたいと思います。
 1月10日 プログラミング研修から
 12月24日に、プログラミング教育の研修がありました。千曲市教育センターの計画で今年度3回目の研修です。プログラミング教育の意義や、総合的な学習のあり方などについて教えていただいた後、実際にスクラッチというソフトでプログラミングの体験をしました。講師の市川正之先生(前々校長先生)から、コンピュータは人間が制御するもので、コンピュータに指示される人間にならないことが大切です、と教えていただきました。

 12月24日 外国語活動の授業に学ぶ
 12月19日に5年生で外国語活動の授業公開授業がありました。この公開授業は、千曲市外国語教育推進委員会が千曲市の学校すべてで1回ずつの授業公開を行い、先生方が学び合う研修として行われたものです。
松本先生がこの授業でねらったのは、
「英語を使った道案内を経験した子どもたちが、地図を使って宝探しをする場面で、場所や方向が相手にはっきり伝わるように意識して話したり、もらったカードについて感想を伝えたりすることを通して、コミュニケーションを楽しむ。」
ことです。道案内で使う言葉
Turn right. Turn left. Go straight. などについては、ゲームを通して言えるように慣れていきます。
場所を表す言葉、park , police station , bookstore , library , fire station・・・などは、イラストとチャンツを使って慣れ親しんでいきます。いずれも楽しく、自然に聞き、言葉を発することのできる工夫です。

5年生の子どもたちは、英語を間違ってしまうことを恐れずに、まねしてしっかりと声を出していました。間違っても、ちょっと違っても、それを受け入れることのできる素敵な子どもたちです。
次は、代表の子と先生で今日のやりとりをやってみせました。
Hi!
Hello!
Where is the park?
OK. Go straight. Turn right. Go straight.・・・ Here you are.
Thnk you. It's nice!
See you.
こんな感じです。無事に生きたい場所に着いたら、「宝物」がもらえるという工夫があります。このやりとり、代表の男の子がにこにこして、自分の考えも持ち、明るい表情でお手本を見せてくれました。

先生は、ここで活動のポイントを確かめます。
〇場所や進む方向をはっきり話そう。
〇お礼や感想を伝えよう。
子どもたちは、友だちに声をかけて、活動を始めました。

男女関係なく声をかけて活動できるところが、また素晴らしいです。
宝物は、プリントのイラストカードもありましたが、子どもたちが鉛筆で自分で描いたイラストなどのカードもありました。スマホ、まんが、ゲーム、家(!)、いのち(!)などのその子なりの宝物を交換したときは、自然と会話が生まれ、子どもたちはもらったカードを大切そうに見つめていました。

最後に「書いてみたい場所の単語」をアルファベットで書くことにも挑戦。いくつもの単語を書き写すことができていました。
担任の松本先生が進めてきた、温かで、友だちを認め合う学級づくりが外国語活動の授業でもさらにレベルアップしていると感じました。何より、子どもたちが笑顔で、楽しそうに1時間の授業を行っていたことがうれしいことでした。
 12月10日 1・2年生MIMを進めています
 12月5日に、戸倉小学校笑顔の教室の先生に来ていただき、3回目のMIM指導をしていただきました。今回は「きんぎょ」とか「きゅうきゅうしゃ」などのねじれたり、ねじれて伸ばしたりする音と文字についてです。子どもたちは、黒板の絵や文字の様子を表す記号や、自分の手を使って音の様子を表したりすることを手掛かりに学んでいきました。

アセスメント(検査)は今までに2回行いました。前回よりもことばの力がアップしている子が多かったです。校外から来ていただく指導は今回で終わりですが、引き続きプリント問題やゲームなどで扱っていきます。
 12月6日 自分で判断して行動する避難訓練
 11月29日に、今年度3回目の避難訓練を行いました。休み時間の火災を想定しての訓練で、子どもたちにはあらかじめの日時を知らせてありませんが、事前に学級指導や全校一斉の聞き方訓練を行いました。
学級指導では、もし、ここで火災発生を聞いたら、どこから逃げればよいかについて学級ごとに考えました。
また、11月21日には聞き方訓練で、火災報知器が鳴った時に、「だまる」「すわる」「聞く」ができたか、放送の内容を聞き取って、自分がどこからどのように避難すればいいかイメージできたかを確かめました。
教室や廊下、校庭などでその場に座って、注意深く放送を聞く姿がありました。
今回は、この事前学習を大切に考えて計画しました。

本番の避難訓練は、29日の午後1時37分ころから始めました。これは清掃が終了した時刻です。今までは、2時休みの後半から始めるのが当たり前でしたが、災害はいつ起こるかわかりません。今回は清掃終了ごろという想定で行いました。
今までは、集合場所に集まって担当の先生の指示で避難していましたが、それをやめました。先生が来なければ避難できないようでは、命は助かりません。子どもたちは放送で出火元を聞き取り、高学年は低学年をリードして校庭へ避難しました。

この後、「全員避難完了しました。」となるところ、「1名避難できていません。不明です。」の状況をつくり、不明児童の発見、救出などの職員訓練をしました。子どもたちにも、「いないのはだれ?」と自分たちで状況を見るといった主体的な様子がありました。職員の消火訓練も子どもたちの前で行いました。子どもたちは不安そうな表情も見せながら、訓練を見守りました。

訓練が終わった後、高学年児童に振り返りをしてもらいました。
4年生児童 職員室から4年教室に上がる階段にいました。いちばん近い出口から校庭に出ました。
5年生児童 家庭科室にいました。火元が職員室だと聞いたので、家庭科室からすぐに外に出て南を通って避難      しました。
6年生児童 生活科室付近にいました。ベルが鳴ったら、1年生がしゃべってしまったので注意して、避難しまし      た。
それぞれが自分で判断して行動することができていたようです。
これからも、考えて「命を守る行動」ができる子どもを育てるような学習をしていきたいと思います。
 11月25日  いじめはぜったいにしてはいけません
 学校ではなかよし旬間で、人権教育について重点的に学ぶ時期です。11月18日には、校長講話がありましたので、「いじめ」とはどんなものかについて、話をしました。
 実は「いじめ」の定義は、時代とともに変化しています。
昭和61年度からは
 「自分より弱い者に対して一方的に、身体的・心理的な攻撃を継続的に加え、相手が深刻な苦痛を感じているものであって、学校としてその事実を確認しているもの。」
となっていました。
平成6年には、「学校としてその事実を確認しているもの」が削除され、「いじめにあたるかの判断は、いじめられた児童生徒の立場に立って行う」ことが追加されました。
平成18年からは
「一方的に」「継続的に」「深刻な」という言葉が削除されました。
そして、平成25年からは、「いじめ防止対策推進法」の施行に伴い、
「児童生徒と、一定の人間関係のある他の児童生徒が行う心理的、又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じたものも含む)であって、対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの」
というようになりました。
ですから、継続的でなくて1回でも、深刻ではないと思われる事例でも(ふざけていた、からかったなど)された方が、心身に苦痛を感じたら「いじめ」と判断されるのです。
 そんな内容を、子どもたち向けに話しました。11月18日校長講話「いじめとは」

また、いじめなどで、心が苦しくなったりしたときに、心のSOSを出すことについては、県の指導主事に来ていただき、子どもたちへの授業をしていただきました。(学校のできごとをごらんください)
 八幡のみんな(先生も、子どもたちも、おうちの方も、地域の方も)で、いじめは許さないという気持ちでやっていきましょう。
 11月5日 1、2年生でMIMを始めました
 言葉の読みの中で、促音 小さい っの入る音、長音 のびる音(おかあさん のような) 拗音 ねじれる音(ぎゅうにゅう のような)は、自然に習得できる子も多いのですが、ここでつまずく子もおり、つまづいてしまうとそのことがすべての学習、日常生活に支障をきたすおそれがあります。
 そこで、そのつまずきを早くみつけ(アセスメント)、効果的な指導を行い、語を正しく読む力をつけ、流暢性を伸ばし、読解力に結び付けていこうというのが、MIMです。
 5月の義務校長研修で紹介していただき、準備を進めてきましたが、やっと始めることができました。本校には、MIMについて推進できる先生がまだいませんので、10月28日に、戸倉小学校のLD等通級指導教室の先生に来ていただきました。1年生、2年生にアセスメントと促音の指導をしていただきました。

アセスメントは、2種類あって
きっつき きつきき きつつき の中から正しいものを選ぶというような問題
ふくろけしきかたち というつながった文字の並びに線を入れて、ことばに分けるというような問題です。両方1分ずつです。1、2年生ですので、まだできる問題数は少なかったです。これは、これから1か月に1回程度行って、個々の伸びを把握していきます。
次は、小さい っ の入る言葉の音について、目で見たり、手をたたいたりして理解をしていきます。

ちいさい っ はどこに入るのかな、を考えます。言葉に合わせて手をたたくとき、小さい っ のところはぐうにして、たたかないんだよ。そんなことを何回か繰り返してみました。2年生では、小さい っのはいる言葉をたくさん集めました。
 小さい っが、正しく使えない(おもしろかった→おもしろかた のような間違い)子どもは、昔からいて、先生が添削で直すくらいの指導でした。しかし、このような科学的根拠に基づく指導により、学びの困難さを軽減できる子が増えていくとよいと思っています。
 次は、11月14日に、伸ばす音について学びます。
 10月30日 教職員 非違行為防止研修について
 八幡小の教職員として、子どもたち、保護者・地域の皆さんに信頼されるように、4月から毎月、非違行為防止研修に取り組んでいます。上半期の様子です。
教職員 非違行為防止研修 その1
 10月24日 算数の授業づくりに学ぶ
 10月11日に行われた千曲市学力向上推進委員会の授業公開は八幡小学校4年生でした。授業者は入間川先生です。入間川先生は、今年の初任者で、1年間を通して様々なことを学んでいるのですが、その一つとして算数授業づくりと公開を行いました。
八幡小学校の学力向上研究グループは北村先生を主任として、研究をしてきました。岡田先生は千曲市学力向上推進委員として、全国学力学習状況調査の分析をしてその課題を授業づくりに生かす担当です。
八幡小学校の調査結果から、「児童が協働的に説明をして問題を解決していく力」が十分育っていないと分析し、そこを大切にした授業づくりを進めてきました。

 今回の算数の授業場面は、正方形や長方形の面積の公式を使えば、複合図形の面積を求めることができる、というところです。自分が考えた方法を友だちと伝え合い、理解を深めていきます。

自分が書いたものを、読んでいるだけの子もいますが、中には書いたものを指で指し示し、相手に話すことができた子もいます。また、「まだ途中なんだけど・・・」と前置きしてから、自分が分かる範囲を離すことができた子もいました。少しずつ聞く・話す力が向上してきているようです。

最後は、やはり時間が厳しくなり、確認問題をして今日の学びを確かめることが次の時間になってしまいました。授業づくりは難しいもので、いつもいつもこれでよいということはありません。入間川先生も、今日の授業の課題を次の時間からの授業に生かしていくことで、成長していくことでしょう。
授業後は、千曲市の委員に加え、教育委員会の先生方、そして八幡小学校の教員が参加しての研究会です。グループに分かれて、
1 主眼にある「資質・能力」を育成できたか
2 主眼にある「主体的・対話的で深い学び」を実現できたか
3 次時から何に留意して取り組むべきか
の観点で意見交換をしました。先生方も対話的に学ぶことで、考えを深めているようでした。

最後に、信州大学教育学部学部長の宮ア樹夫先生からご講演いただきました。「資質・能力の時代における学力ののばし方」という内容です。宮ア先生はお話が上手で、聞く方もいつの間にか引き込まれ、笑顔でうなずきながら聞き入っていました。
予測できない未来に生きる子どもたちが生きる力を育むために、新学習指導要領のもと、私たちはどう考え、どう授業をしていくのか、教えていただきました。
子どもたちだけでなく、八幡小学校の職員にとっても、大変有意義な研修でした。
 10月18日 家庭科の授業づくりに学ぶ
 10月10日に行われた更埴地区教育課程研究協議会では、八幡小学校は家庭科の授業会場となりました。5年生のページでお知らせしたように、針と糸を使い始めて間もない5年生が自分の願いに合ったポケットティッシュケースを作成する時間でした。
 この授業に向けて4月から主任の玉井先生を中心にグループで研究を進めてきました。家庭科の基礎的な技能を身につけるにはどうしたらいいか、友だちとの関わりはどのように位置づけていったらよいかなど、何回も研究会を持って深めてきました。10月の授業に向けて指導主事の赤羽先生にも学校に来ていただき、助言をしていただきました。
 授業者の徳武先生は音楽の先生ですが、八幡小学校5・6年生の家庭科を担当し、普段から熱心に授業をしています。今回も「子どもたちに基礎的な技能を身につけさせたい」と願い、授業の準備や指導案づくりに取り組んできました。

徳武先生は、書画カメラとプロジェクターを使ったわかりやすい示範、掲示物の準備、作業のしやすい環境づくりなど子どもたちが学びやすい授業づくりに努めてきました。

とかく家庭科の授業では、製作をしているうちにどんどん時間がたってしまい、ばたばたと片付けて終わることになってしまいがちですが、時間管理をきっちりとして、振り返りの時間も十分に確保することで、子どもたちは学びを確かめ、次の時間の目当てをもつことができました。

5年生の担任は松本先生。授業に向けて、しっかりとサポートしてくれていました。おかげで子どもたちが安心して登校し、学ぶことができました。
 他にも、会場準備や当日の運営などについて、先生方が分担して1日の研修会を終えることができたのです。

参観の先生方の感想から紹介します。
〇単元全体を通じての計画と授業の展開、大切にしたいこと等、核にするものがとてもしっかりすわっていた授業だったと思います。理論と準備状況が万全でしたので、児童が活動を意欲的に日々の課題に沿って集中しておこなうことができたのではないでしょうか。
〇ICTそ活用し、より分かりやすい伝え方をしていました。子どもたちの願いが明確にあり、その思いをかなえるために活動する授業でした。子どもたちの熱い願いに感動しつつ、つまずきのある子も達成感を持てるような授業づくりを研究したいと思いました。

ご指導くださった先生方、参観された先生方、ありがとうございました。
 10月12日 台風19号 八幡小学校が避難所に
 長野に大きな被害をもたらした台風19号。大雨特別警報も出て、八幡小学校の学区でも浸水被害のあった地域がありました。お見舞い申し上げます。
 12日の夕方、千曲市より避難所開設の要請があり、体育館を避難所として開設しました。入口を開けるとすぐに避難された方が入ってこられ、それから次々と増えていきました。市職員の方と学校で協力して避難された方が過ごせる環境をつくりました。
 午前0時には、211名の方を受け入れました。このころから風雨が弱まったため、帰宅する方が出てきて、夜が明けた5時ころからはどんどんと家に帰っていかれました。そして6時過ぎにはすべての方が退所されました。
 初めての避難所開設でしたが、地域の皆様が自分たちの食料や毛布などを持参し、落ち着いて行動されたので、大きな混乱もなく一晩過ごすことができました。
 なお、八幡小学校では、校舎などに被害はありませんでした。
 10月4日 交通安全とあいさつ
 9月末の、秋の交通安全週間。八幡辻の信号のところに安全協会の方が立ってくださっていましたので、一緒に子どもたちの登校を見守りました。この交差点を通る児童は全部で20人くらいです。以前に比べると少なくなったとのことです。交通量は多いです。子どもたちに気をつかって運転してくれる車もありますが、スピードを出して通り過ぎる車、歩道の近くを曲がっていく車もあり、歩車分離の信号とはいえ、ちょっと危ないなと思うときもありました。

子どもたちは朝、「もくもくと」登校しています。列も乱さず。なかなか朝は声が出ないようです。地域の方などにあいさつを自分からできるように、9月10月はあいさつを目標に指導をしています。
学校では朝、代表委員があいさつ運動をしています。呼びかけや、パペットを使って、子どもたちの笑顔が増えてきていますが、まだまだ元気の出るあいさつができる子は少ないです。保護者の皆様や地域の方からも声をかけていただき、明るいあいさつが進んでできる子を増やしていけたらと思っています。よろしくお願いします。

 9月28日29日 八幡地区の運動会
 9月28日には、八幡保育園、29日には八幡公民館の運動会にお招きいただき、園児や地域の皆さんの頑張る姿を拝見いたしました。八幡保育園では1歳の子から、祖父母種目まで、それぞれに出番があり、楽しめる工夫がありました。たくさんの種目を次々とこなしていく先生方の姿も、素晴らしいと思いました。
 公民館運動会は、支部対抗ですね。普段の運動不足をここで一気に解消?本気で勝ちに来るチームもあり、見ごたえがありました。来入児さんはすてきな風車を拾い、うれしそう。マラソンには小中学生がたくさん参加し、暑い中よく走りました。青いシートの上に何人乗れるかの競技も、地域のコミュニケーションのために役に立っていますね。私の出場したパン食い競争。3位でした。(1位は西中の校長先生)
 大変お世話になりました。
 9月30日 来入児保護者会
 9月25日に来入児の検診・発達検査・保護者会がありました。校医さんに検診をしていただいたり、身長や体重を測ったりします。発達検査は、職員が分担してひとりひとり行いました。6年生がそのお手伝いをしてくれました。

保護者会では、校長から次のような話をしました。
1 来入児は、今35名なので、このままの人数であるとすると1クラスとなります。
2 家から学校までの道を散歩するなどして、歩くことに慣れ、危険なところを見つけましょう。
3 自分に自信がない子、劣等感を持つ子は、どうしても落ち着かなくなります。子どものよさを認め、それを伝えていきましょう。
4 すべての友だちと平等に仲よくする必要はありません。しかし、いじめたり攻撃したりすることはいけません。うまく付き合っていけるようになっていきたいものです。
5 学校の給食について。
6 よい・わるいは保護者がしっかり教えましょう。
7 数字は、手を使って数を表せるようになると小学校でも役に立ちます。
8 鉛筆の持ち方を家でしっかり教えることはありませんが、間違った持ち方をしていたら直してあげましょう。
9 絵本を読んであげましょう。親がスマホばかり見ていては本を読む子は育ちません。
10来年度から新学習指導要領が全面実施になります。1年生は中学卒業までその新学習指導要領のもとで学ぶことになります。
皆さん、熱心にきいていただき、ありがとうございます。
 9月26日 主体的・対話的で深い学び
 来年度から全面実施の新学習指導要領では、どのように学ぶかということで「主体的・対話的で深い学び」を重視しています。先生が一方的に教えて、子どもたちはそれをノートに書き写すといった授業では、子どもたちの生きる力が育っていかないからです。
八幡小学校でも、今年度の研究テーマを「伝え合う活動を通して、きく力・話す力をつけていく指導のあり方」として、日々の授業や公開授業で研修しています。
先日1年生の北村先生もここに焦点を当てた授業を行いました。国語の「おおきなかぶ」の1時間の授業。「このおはなしでいちばんちからもちはだれだとおもいますか。りゆうをつけて 〇人のともだちにはなそう。」という課題で授業が進みました。話を聞くときのコツは写真の通りです。

前の時間に自分の考えをノートに記した子どもたちは、自分の考えを話したいと願い、友だちに声をかけ、自分の考えを伝えます。主体的で対話的な学びです。
「わたしは、おじいさんがいちばんちからもちだとおもいます。なぜかというと、さいしょからさいごまでひっぱったからです。」のように話すのです。このような伝え合いを何人もにすると、自分と同じ、似ている、違う考えの友だちの話を聞きます。すると自分の考えが深まったり広まったりしていきます。深い学びです。

子どもたちはノートを持っていますが、だんだんにノートを読むのではなく、相手の顔を見ながら伝えることができるようになっていきました。そんな伝え方のよさを北村先生は、みつけて、タブレットで写真に収めます。
授業の最後には、その写真を映して具体的なよさを紹介し、認めるのです。子どもたちは、先生の評価によって、学びを確かなものとし、次の学習に生かしていくことになるでしょう。

「主体的・対話的で深い学び」が日々の授業で実践されている様子の1場面を紹介しました。
 9月18日 学校をすっきりきれいに~学ぶ環境・働く環境づくり〜
 学校に時々来てくださるお掃除ボランティアさん。普段の清掃では手の届かないところをやっていただき、感謝です。9月12日は、家庭科室の窓ふきをお願いしました。この教室では10月に多くの先生が来校し、家庭科の授業公開が行われます。窓がだいぶ汚れていましたが、おかげ様できれいになり、教室が明るくなりました。

 家庭科室は、奥が「調理室」手前が「裁縫」と分かれていて、真ん中が戸棚で仕切られていました。先日、その戸棚を押してみたところ、動くことがわかり、いったん隅へ寄せました。すると、広々とした明るい部屋になりました。棚の置き場はまた考えることにします。使われていなかった台つきのミシンも5台分片付けました。すっきりきれいになってきました。子どもたちが学ぶ場、できるだけ気持ちの良い場所にしていきたいと思っています。
 右下の写真は職員室。4月には、カラーボックスが並び、古い引き出しがあり、ファイルや不要物がたくさんありました。不要物を片付け、校内にあった戸棚、戸倉庁舎からいただいた戸棚で、こんなにもすっきり。先生方の働く環境も学校づくりには大切だと考えています。
 9月13日 もっとよい授業をつくるために
 放課後、先生方が集まって「研究会」をしています。今年は家庭科の研究グループ、学力向上の研究グループに分かれて、子どもたちの力を伸ばすためにどうしたらいいか、話し合ったり授業を通して学び合ったりしています。
家庭科は10月10日に5年生が登校し、裁縫の授業を公開します。更埴の先生方40名以上が来校する予定です。
この日は、長野県教育委員会の指導主事の先生が来校され、いっしょに考えて、ご指導くださいました。
学力向上は、10月11日午後、4年生で算数の授業公開をします。これも30名ほどの来校を予定しています。
授業を通して、授業者の先生や参観された先生が、次の日からの授業に生かせるものを学んでほしいと思っています。

 9月10日 自分の命を守る行動をとろうとする力を育てる避難訓練
 今までの学校の避難訓練は、先生の指示にいかに従い、整然と決められたように避難できたか、を評価してきていました。しかし、それではいざというとき、自分の命を守る行動をとれず、指示を待つ人になってしまうのではないでしょうか。
 防災でも防犯でも、その時に最善であろうと思われる行動ができるような力を育てていく必要があります。9月の避難訓練では、「考え、行動する」という内容で行いました。
1〜4年生は、自分の教室で、給食準備中に地震がきたらどうするかをイラストを見て考えました。熱い汁ものなどを配膳している最中だと、どうしたらいいでしょうか。
5年生は図書館で身を守る方法を考えました。「本棚や本が倒れたり、飛び出してくるかもしれない。本棚から離れた机の下にもぐって、身を守る。」
6年松組はパソコン室です。「出入口が1つなので、出口の確保をし、机の下にもぐって身を守る。」
6年竹組は音楽室。「ピアノの下はピアノの足が折れるかもしれないから、絶対入らない。机がないから、音楽袋で頭を守り、教室の真ん中に集まる。」

5・6年生は、実際にその部屋で身を守る行動をし、特別教室から体育館(雨のため、この日は校庭ではなく体育館)へ避難しました。初めての試みでしたが、有意義な学習となりました。
全校が避難をした体育館では・・・?
「上には電気がある、窓ガラスが多い、ではどうしたらいい・・?」

それぞれ正解はありませんが、想像力を働かせて、最善と思われる行動を自分でとることができるようになることを目指していくことが大切です。
 9月3日 特別支援教育支援員の先生のお仕事紹介
学校には、フルタイムで授業をする先生のほかに支援をしてくださる先生がいます。そのうち、特別支援教育支援員の先生について紹介します。
支援員の先生は、今八幡小学校には3名います。授業をするのではなく、担任などの授業の時に、子どもたちを支援するのが仕事です。先生の指示がわかっているか、困っていることはなにか、気持ちが落ち着かないときは、よく話を聞いて・・・など、子どもの気持ちに寄り添って子どもたちを支えています。ですから、子どもたちにとっても近い関係の、相談しやすい先生となっています。
大勢を相手に授業をしている先生にしても、個別に目を配ってくれる支援員の先生の存在は大変ありがたいものです。
2学期、先生方みんなで取り組む重点、支援員の先生方も話し合いました。(写真には学習習慣形成の先生も写っています)
〇廊下で会った子どもに進んであいさつをする。教室に入るとき、出るときにあいさつをする。
〇子どもの話をよく聞き、担任の先生に状況を報告する。
〇担任の先生とその都度コミュニケーションをとって支援する。
〇清掃の仕方、片付けの見本を見せる。
学校になくてはならない存在の支援員の先生方、今後ともよろしくお願いします。

 8月28日 2学期にがんばること!これをやる!
2学期の始業式、子どもたちに2学期で頑張ってほしいことを話しました。これは、2019年八幡小学校グランドデザインにある今年度の重点を改めて子どもたちに伝えたものでもあります。
1 あいさつ 進んで、明るいあいさつをしましょう
2 いじめのない学校づくり  悪口・暴力・仲間外しをしません。温かな言葉をたし算しましょう
3 授業 授業のルールを守り、友だちと伝え合い、話す力・聞く力を伸ばしましょう
4 そうじ 口を閉じ、自分で考えて、時間いっぱい、すみずみまできれいにしましょう
この4つについて、学校の全職員で、具体的にどう指導するか話し合い、決め、取り組んでいます。
写真は、授業について対話しながら考えをまとめている先生たちの様子です。