更級小学校の校章は、昭和29年の開校80周年記念事業の一環として制定されました。
1 真ん中の「更」は更級の『更』を
2 「更」を囲む切れた円は「小学校」の『小』を
3 「更小」を囲む二重の円は『千曲川』を
4 三本線が入った台形は更級の里を囲む三方の山並みを表しています。
三方の山並みがどの山を指しているのかは不明ですが、地形的には以下のように予想されます。
(1)冠着山を中心とした更級の里の南側の山並み
(2)聖山を中心とした更級の里の西側の山並み
(3)鏡台山・五里ヶ峰を中心とした東側の山並み
また三つの台形は、本校創立時の羽尾村、若宮村、須坂村の三ヶ村による鼎立学校としての成立過程も表しているものと考えられます。
更級小学校は三つの村の人々によってつくられました。「三つの村の力を合わせて学校を築いていきましょう。この決意をいつまでも忘れないようにしましょう。」という願いがこの形に込められています。そして、更級の大地や千曲川がこの三つの村を結んでいるかのようにデザインされています。