【学校教育目標設定の立場】 (昭和55年学校要覧より)
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ひとりひとりの生徒が,自己表現,自己実現をめざして努力している学校。
こんな学校を生みだすために,本校では「相手に生きることによって自己を生かすことのできる人間を育成する」を学校の教育目標,教育活動の基本にすえ,「相手に生きることの学習」の成立と「相手に行きあえる」学級づくりを核としてこれにとりくんでいます。
相手に生きるとは,相手になって相手を見,相手の声を聞き,相手の命を育てて,開花させることです。
この相手とは,学習の場,生活の場で出会うすべてのものをさします。それは物語の主人公であり,自分の心であり,また美であり,自然現象であり,数理であり,技能であり,自己の出会うすべてのものです。
生徒の自己表現,自己実現は相手に生きることによってのみ実現ができます。「相手に生きる」とは,相手の内なる語りかけに耳をすまし,それを自分にくい込ませていくことです。
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このような人間形成を志向し,下記の具体目標も設定しました。
1.よく考え主体的に最後までねばり強くやりぬく生徒。
2.気づきよく,やる気十分な生徒。
3.人の立場を尊重し,思いやりをもち,協力できる生徒。
4.からだをきたえ健康な生活のできる生徒。 |

会議室の額
(平成2年度卒業記念品) |
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また,「教師の心構え」として,次の3点を掲げています。
1.ひとりひとりの生徒をよくみぬいていこう。
2.心の結ばれた人間関係をつくろう。
3.常に深く求めていこう。 |
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